小さい頃から大好きだった読書。悲しいかな、本なんて全然読まなかった年代もあるのですが、ここに来て読書好きが再燃しています。うんうん、いいことだ!
今大いにハマっているのが、アイザック・アシモフのファウンデーションシリーズ!!和訳で現在入手できるのは、ハヤカワの「銀河帝国興亡史」シリーズです。SFは好きな分野ではあるのですが、あまり本格的に読んだことはなく、今回洋書をいろいろ探していて何となくアシモフ氏の「I, Robot」に出会ったんです。
読んでみたらすごく知的で面白くて…アシモフ氏の本がもっと読みたくなり、有名なファウンデーションシリーズを知った次第なのです。
さて、最初はファウンデーションも原作を図書館で借りてきました!さあ、どんな話なんだろうとドキドキしながらページをめくってみたものの…うーん、何かすごく難しくてとっつきにくいかも(泣)文章が頭にすんなり入ってこないというんでしょうか、平たくいうと「訳わかんない」って感じで…
そこで、悔しいけどまずは日本語で読むべきだろうと、次は日本語訳を借りてきました!ところが、日本語で読んでも難しくてとっつきにくい、訳わかんない。字が小さく文章間も狭いし、何てハイレベルな本なんだろうと心底焦りました。今まで日本語で難しくて読めない本なんてなかったのに、私ったら頭悪くなったんじゃないかしら(汗)
いや、ここでめげるわけにはいかないでしょう!amazonの評価には星が4つとか5つとかついて、レビューがたくさん並んでるじゃない!みんなが読めて私だけ読めないわけがないでしょう…そういえばこのシリーズのレビューを書いてる方々、みんな文章が上手だな。きっと読者層は切れ者ぞろいに違いない…などと、それこそ訳わかんないことを考えながらも読み進めていくと、アシモフ氏(訳者)の文体に慣れてきたのか、ようやく頭に情景が浮かぶようになってきました。一安心。
とまぁ、こんな滑り出しで読み出したシリーズ。難しさの一つには、章ごとに時代も場所も、もちろん登場人物もガラッと変わってしまうスタイルが挙げられますね。特に一巻目は、それが顕著でした。さらに、銀河帝国というスケールの大きな枠組みを想像しながら読むのは、楽しい半面あまりに非現実的。しかし、これをいかにリアルに想像できるかが、SFの醍醐味なんだろうなぁと感動しながら読み進めていました。
二巻目・三巻目はベイタやアーカディといった女性が主役級で登場したり、家系図が見えてきたりして、非常に読みやすくなりました。どちらの巻も、謎解きを絡めながらのラストは息もつけないほどスリリング!最後の一行を読み終えた時は、驚きとともに、結末を知ることができた安堵感がどっとあふれてきました。
三部作を読み終えた今、思うこと。もう一度最初から読みたい!!今度こそ原作を読みたいから買っちゃおうかな…円高でお買い得だし。とりあえず原作の表現がすごく気になった三巻目から着手するのもいいかも…でも置く場所ないんだよな…PCの前に積み上げときゃいいか…またダンナに怒られるかな…ブツブツ…
Foundation (Foundation Novels): Isaac Asimov
Foundation and Empire (Foundation Novels): Isaac Asimov
Second Foundation (Foundation Novels): Isaac Asimov
こうやって並べてみると、この上なく魅力的だ…(+_+) まとめて買ってしまいたい!これもきっとハリ・セルダン様の導きに違いない!
ついでに日本語版も並べてみようっと。
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 アイザック・アシモフ
ファウンデーション対帝国 ―銀河帝国興亡史〈2〉 アイザック・アシモフ
第二ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈3〉 アイザック・アシモフ
日本語版は買わないと思いますが、表紙のイラストが素敵でした。うん、もう少し未来っぽい感じがよかったかな(笑)訳はどれも岡部宏之氏です。何と、この記事を書いている現在、二巻目は新品が在庫切れしてるらしい…
ファウンデーション(銀河帝国興亡史)シリーズ、三部作の後に書かれたものも多数あるので、その気になればまだまだ長く楽しめそうです!ロボットシリーズも読みたいものです。この歳になって、素晴らしい作品に出会うことができました。